
中国やロシアの街には、かつて隆盛した頃の摩天楼、高層ビルだけが寂しくたたずんでいます。急成長を遂げた頃の栄華は、今はすっかり消え去り、国民の生活が脅かされつつあるのです。
そして、日本でも4人に1人は、失業の不安を訴えています。今までは、景気の衰退も近いうちにすぐに回復していましたが、これからの景気は、いつ回復するのか、先がまったく読めないと多くの人たちが、これからの時代に不安を抱いています。
政治も腐敗した内部が暴露されたり、党内の内部争いが起きたり、汚染された政治が浮き彫りになって、政治も大きく揺れています。そのような腐敗した政治に対して、国民の不信感が日々募っています。
また、各国の紛争、特に中東での紛争が激化しており、テロが多発しています。そして、アフリカ諸国では、紛争により、難民が増大していて、難民の多くが深刻な食料難に陥っています。
地球温暖化により、地球の生態系が大きく変化しています。その結果、世界的な食糧危機が頻発してきます。地球規模での生態系の変化が、世界的な天変地異を起こし、また人類が知らない、未知なる病気が世界中に蔓延してきます。
動物と共存し、自然の中で生きるというライフスタイルを失ってしまった多くの人類は、一歳半までの子供時代に、自然の中の細菌や寄生虫に触れることがなくなったために、街の暮らしのすっかり衛生的な居住空間の中で、未熟な免疫細胞の免疫力が高まらずに、現在の人類はすっかり免疫力を失いつつあります。
従って、生態系の変化による環境の激変及び、免疫力の低下という二つの要因によって、人間の手によって絶対に治すことが出来ない未知なる恐ろしい病気がやがて蔓延してきます。つまり現在の地球人類は、難病、奇病、伝染病にかかる確立がひじょうに高まっています。
特に、鳥インフルエンザは、型が次々と変化していますし、AIDSやSARSはさることながら、エボラ出血熱、ウエストナイル熱、マラリア、デング熱、日本脳炎、チクングニヤなど多くの恐ろしい病気が世界中に拡がっているのです。
「ブラインドネス」という映画を今日観ました。ウイルスの感染により、一人を除いて全人類が、目が見えなくなるというストーリーですが、これからの時代の人類存亡の危機を描いており、実にリアリティーに溢れる、壮絶な映画でした。
危機的状況に陥った人間の極限の心理状態、つまり極限状態における人間の本能と欲望を恐ろしいほどによく現わしていました。映画は、近未来に人類に起こることが前もって、宇宙の高次元世界からのインスピレーションによって人類に与えられて作成されるものです。やがて、この映画で起こることが現実になる日がきっと来るでしょう。
では、これからの不安な時代を生き抜くには、どうしたらいいのでしょうか? それは、映画「ブラインドネス」の中にはっきりと回答が与えられています。
日常生活において、嘘をつかないで正しく生きることです。そして、人を愛することです。愛と奉仕の精神を持って生きること、また宇宙万物を創生した創造主と自分の心をつなぐことです。そうすることによって、創造主からの光、宇宙エネルギーが人類の細胞に投射され、どのような恐ろしい病気にもかからなくなるのです。
人間は、自分で生きているのではなく、創造主によって生かされている、このことをしっかりと認識することがこれからの時代を生き抜くためのキーポイントです。
是非一度「ブラインドネス」という映画をご覧になることをお奨め致します。