
また、恐ろしいウイルスによる感染症が世界中に蔓延すると予測されています。
これからは情勢がよくなりますよと楽観的に言いたいのですが、逆にこれからますます世界情勢が悪化し、国民の生活が大変苦しくなり、恐ろしい病気が流行します。そして、いまだかつてない苦しみが地球人類を襲います。
人間の考えや知識や知恵では到底太刀打ちできないひじょうなる困難です。それらの困難は、この物質文明のあらゆるものをもってしても立ち向かうことが出来ません。
それではいったい私たち人類はどうしたらいいのでしょうか。
およそ3200年前に、奴隷として捕らえられていた古代イスラエル民族をモーゼが率いて、エジプトを脱出するとき、エジプト軍の軍勢が追ってきて、イスラエル民族は海のそばまで追い詰められ、とうとう行く手を阻まれました。
その時、絶対にこれ以上一歩も進むことができない究極の状況に、モーゼは、人智を超えた手段を用いました。手にした杖を上空にかざし、創造主に助けを求めたのです。
その結果、紅海、スエズ運河に当たる海の部分が二つに分かれて、数千メートルもある深い海溝(海の底)部分が表に現われ、道ができたのです。そして、イスラエルの民は、その海を渡ることが出来ました。
これらのことをミステリーか単に作り話しと捉えるか、それは各自の捉え方の問題です。しかしながら、この奇跡は実際に起こったことです。そこで、モーゼの心の状態に着目して欲しいのです。
モーゼが何故このような奇跡を起こすことができたのでしょうか。それは、決して人間わざでは出来ることができません。イスラエルの民を率いているモーゼは、これらの民を救うために心から創造主を信じ、創造主にすがって頼んだのです。
その結果、奇跡が起きたのです。創造主を信じ、自分の心を創造主につなぎ、信頼することによって、宇宙からの光、つまり宇宙エネルギーが降りてきて、究極な状況を救ってくれたのです。それは人間の想像をはるかに超える創造主からの力、パワーです。
宇宙万物をつくったのは、創造主です。宇宙の法則を自由自在に扱うことが出来るからこそあらゆる万物を創生できたのです。ですから、人智を超えた力、宇宙エネルギーを用いて海を二つに分けることも当然できるのです。
ノアの大洪水で知られているノアの時代もノアとその家族以外の人類は全て滅亡しました。ノアはなぜ救われたのでしょうか? それは、ノアが心正しき人で、創造主を心から信じ、創造主に心から仕えていたからです。
ノアもモーゼも創造主を心から信じ、創造主の御心のままに忠実に生きていました。ですから、二人に宇宙エネルギーが下り、命の救いが与えられ、奇跡が起きたのです。
人間は、自分で生きているのではありません。創造主によって命の息を与えられ、創造主によって生かされているのです。現在の人類は創造主の存在を知っているでしょうか。そしてノアやモーゼのように自分の心を創造主につないで生きているでしょうか。
これから2012年までのひじょうに厳しい時代を生き抜くためには、ノアやモーゼのような生き方をしないと決してこれからの不安な時代を生き残ること出来ないのです。
苦しいときの神頼みの時代はもはやこれからは通用しません。神は、決して八百万(やおよろず)の神でもなく、あらゆる宗教上の神ではありません。神とは宇宙万物を創生した「創造主」のことです。