肉体が死を迎えると、臨終の瞬間に、自分の肉体から一瞬のうちに魂が抜け出ます。ですから、死んだ直後にすぐに死体の重さをはかると生前の肉体よりおよそ36グラムほど軽くなると言われています。つまり、このことから人間には肉体の他に魂があるということが歴然とわかります。
そして、死んだ瞬間、死体から約2メートルの高さ、つまり天井に近い部分から自分の死体を眺めます。これは、霊体となった自分が自分自身の死体を見つめるということです。
その時、死後の世界というものを把握している人は、すぐに自分は肉体の死を迎えて、霊的存在になったことをすぐに悟るのですが、死後の世界のことを全く知らない人は、ひじょうに困惑し、動揺してしまいます。
死んだら終わりと思っていたのに、死体の自分と霊体となった二人の自分を見るわけですからまさに驚天動地の思いです。そして、どのようにしたらいいのか途方にくれて、まさに霊体でこの地上をあちこちとさ迷うことになるのです。
地上に生きている人にいくら話しかけても相手はいっこうに応じてくれません。なぜならば、次元が違うので相手に通じないのです。しかし、肉体を脱いで霊的な存在、霊体になると地上の人間の心がすべて透けて見え、話さなくても相手の考えや思いが手に取るようにわかります。
仏教的死後の世界の観点では、人間の死後、魂はこの地上と霊界を行き来する期間が49日まで赦されています。そして、49日が過ぎると、自分の心の段階にあった霊界に入ります。そして霊界は49の心の段階に分かれています。
しかし、この地上に生きている時に死後の世界を知らない人は、霊界に入ることが出来ずに、地上と霊界の間に存在する幽界に留まることになります。つまり幽霊(不成仏霊)という存在で、この地上で浮遊霊や地縛霊となって悟りを得るまで、つまり死後の世界の存在を把握するまで地上をさまようのです。
飛鳥時代に日本に伝来した仏教の教えの中には、本来死後の世界の教えがなかったのです。釈迦は死後の世界について何も説いていないのですが、ヒンズー教の教えが仏教に取り入れられ、人間には魂があり、死後の世界が存在することの人生観が説かれるようになりました。
従って、人間には前世、現世、来世があって、現在の生き方は前世の行いによって決まり、死後の世界は現世の行いによって決まるという魂の輪廻転生と人間のカルマ(業)について人生観が説かれたのです。
創造主の啓示によって書かれた「聖書」においても、人間の死及び、死後の世界のこと、そして、人間の魂は永遠の命をもつことを明確説いています。
創造主が人間の形を持ってイエス・キリストとして地上に誕生し、十字架にかかり、死後三日目によみがえったのは、宇宙の真実です。イエスのよみがえりを通して、人間には肉体の他に、霊体があること、死後の世界があることを神ご自身が身をもって人類に教えたのです。
神、創造主から人間には永遠のいのちが与えられていて、人間は本来永遠に生きるのことができる存在です。ですから創造主から与えられた大切な命を決して粗末にしてはいけないのです。
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